風景画  Landscape Paintings

Copyright © 2017 OHISHI Yoshihiko

 

大石 慶彦 《虹のレストハウス》 2017年  アクリル、鉛筆・紙 297×210mm

 

1968年、神戸の「須磨離宮公園」で行われた「第1回野外彫刻展」に、「もの派」の代表の関根伸夫氏が『位相ー大地』という立体作品を発表されています。

 

公園の土を直径約2.2m、深さ2.7mの円柱形にくり抜き、それをそのまま穴の横に固めて置いた彫刻作品です。作品のコンセプトは「穴を掘って土を掻き出すと地球が別の場所に転位する」であり、関根氏の作品は同時代の芸術家たちにも衝撃を与えています。

 

「位相が変わることで、同じ物体も違った存在になる」というメッセージは、先入観に縛られずに目の前にあるものをもう一度見直してみる、ということにつながります。

 

日本の美術史を塗り替えた、上記の重要な作品が過去に展示されている「須磨離宮公園」という場所を描くことで、先輩アーティストの業績を畏敬の念を持って回想させ、語り継いで行くという役割をもこの絵が果たし得るのだ、と作者である私自身が気付かされます。

 

Copyright © 2017 OHISHI Yoshihiko

 

大石 慶彦 《朝の灯台》 2017年  アクリル、鉛筆・紙 210×297mm